スーパーカブ C105

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1958年(昭和33年)本田宗一郎氏率いる本田技研より、当時の50ccクラスの車両性能を大きく超えるバイクが発表された。OHV50ccで自動遠心クラッチを持ち、最高速は70km/h超える。 その性能は現在の同排気量のバイクと比較してもまったく劣ることはなく、当時においてまさに驚異的ともいえる性能を有していた。

そのバイクの名は「スーパーカブC100」。 現在、スーパーカブの名前を知らない人はいないといえるほど生活の中に浸透したバイクである。日本を代表する工業製品のひとつだと言えるだろう。

展示車は1961年型のC105。 C105はC100のボアアップ版として発売された。2人乗車が可能となり、法定最高速度も引き上げられた(40km/h)ことで、乗り物としてより完成に近づいている。
展示車のスピードメーターはマイル表示のメーターになっている。またシートも輸出用ツートーンのダブルシートが装着され、当時の北米仕様が再現されている。