過去ランボルギーニに在籍し、アメリカでスーパーカー販売に成功していたクラウディオ・ザンポーリとミュージシャンとして人気を得ていたジョルジオ・モロダーが、「誰も見たこともないスーパーカーを作ろう」というアイデアを元に共同出資で、イタリアのモデナに「チゼータ・モロダーSRL」を設立した。なお、「チゼータ」という名の由来は、ザンポーリのイニシャル「C・Z」のイタリア読みである「Ci・Zeta(チゼータ)」から来ている。マルチェロ・ガンディーニによるデザインで、チューブラーフレームにオールアルミニウム製のボディをまとい、大きく張り出したリアセクションはV型16気筒エンジンの巨大さを表している。また、フロント部に上下二段・左右に配置されたリトラクタブルライトはチゼータの特徴でもある。その他、高級オーディオ・レザー製インテリア・ブレンボ製ディスクブレーキと最高級の装備が惜しげもなく搭載されている。
デザイン的にその後発表されたランボルギーニ・ディアブロに似ているため、ディアブロの原案ではないかと噂された。
展示車両は日本製高級カーオーディオメーカーのデモカーとして使用されていたもので生産台数は1台である。