モンスターマシン
当博物館にも展示している246GTの流れをくむ8気筒フェラーリ(8気筒のモデルはピッコロフェラーリとも称される)。ふくよかで力強い曲線で構成される印象的なデザインはピニンファリーナの手によるもの。V型8気筒DOHCエンジンは3,495cc
5バルブ、279kw/362N・mを発生(この、3.5リッター5バルブが355の名前の由来である)。6速ミッションと組み合わせられた走行性能はまさにモンスターカーの名にふさわしい。
左上のエンブレムが象徴しているように、「跳ね馬」と称されるフェラーリだが、このF355あたりから信頼性が抜群に向上したといわれる。
348シリーズの後継モデルとして1994年登場したのがF355である。スタイリングは348の面影を残してはいるが中身は完全にリファインされている。
specification |
Engine Type |
水冷V型8気筒DOHC |
Cubic capacity |
3,495cc |
Maximum horse power |
380hp / 8,200r.p.m. |
Maximum torque |
36.7kg-m / 5,800r.p.m. |
|