Ferrari BB512i

1973年フェラーリ初のV12エンジン搭載ミッドシップ車 365GT4BB としてベルリネッタ・ボクサーが登場する。当時からランボルギーニ社との公道世界最速などライバルとして競い合っている。

1976年にアメリカ市場での排ガス対策でのパワーダウンを嫌って排気量を4942ccとし ネーミングもそれまでの1シリンダーあたりの排気量からではなく、5リッター12気筒からくる直接的な名称に変更され 512BBが誕生する。
排気量は増加されたが最高出力は380hpから360hpとダウンした。しかしこれによって低回転域での扱いが多少であるがしやすくなっている。公称では最高速度302km/hと365GT4BBと変わりない。
ボディデザインはスカリエッティとピニンファリーナの共同で行われ、当時としては完璧とまでいわれたクーペデザインに仕上がっている。

1981年 ウェーバー・トリプルチョーク4基からボッシュKジェトロニック・インジェクションを装備したBB512iにマイナーチェンジされた。始動性などで扱いやすくなったが、最高出力340hp 最高速度280km/hと低下している。 BB(ベルリネッタ・ボクサー)は1984年に生産終了し、その後テスタロッサへとバトンタッチされた。


specification

全長 × 全幅 × 全高 4400×1830×1120mm 車両重量 1580kg
トレッド ( F / R ) 1500mm/1500mm ホイールベース 2500mm
エンジン V型(180度)12気筒DOHC ミッドシップ縦置き 総排気量 4942 cc
最高出力 340hp/6000rpm 最大トルク 46.0kgm/4200rpm
生産年 1981〜1984年 生産台数 1007台