
フレックスロックアップは、ロックアップ機構の多用によりトルクコンバータ部の動力伝達効率を大幅に高めて車両燃費を向上する技術です。
本技術は、ロックアップクラッチを所定の回転数で定常的に滑らせて使用することにより、従来技術の直結ロックアップでは車両振動上成立しなかった低車速域(市街走行等)までロックアップ機構の適用拡大を可能にしました。
フレックスロックアップにおいてトルクコンバータは流体伝達と機械伝達の双方を経由し動力を伝達するので、ロックアップクラッチのスリップ回転数の設定により流体伝達と機械伝達を任意の分担にて制御することも可能です。
上図に示されるように、車両振動が良好となる分担率(ロックアップクラッチスリップ回転数)にて制御することで動力伝達効率向上を実現しています。
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