VISTA SAFTY DRIVING SCHOOL !
危険を察知してから回避を判断し、ブレーキングとハンドル操作をするわけですが、当然この間にも時間が流れています。危険察知からブレーキングの判断までの時間に走行する距離を空走距離、そしてブレーキングから完全にクルマが停止するまでの距離を制動距離といいます。 大雑把に言えば、空走距離+制動距離が短ければ安全に危険を回避できるということです。スピードが上がれば上がるほど、「無」の時間に移動する距離は長くなるわけですね。
さて、その空走距離。その個人差たるもの。。。きっと思われている以上に大きなものです。 ですから、自分の判断が早いのか遅いのか、ブレーキをガンと踏み込んでハンドルを切るとクルマはどう動くのか(ABSがついていないとタイヤがロックして滑りますね)・・・そんなことをガンガンとパイロン(赤いコーン)をはじき飛ばしながら体得する、ということが大切なのです。
で、最後はジムカーナコースにパイロンをたくさん並べて簡易スラロームコースを作り、車幅やターン時の巻き込みの度合いを身体で覚えます。 クルマは頭が通過すれば後はなんとかなる、というものではなく、進行方向を変えたら、前輪の通過した同じライン上を後輪がついてきてくれるわけではありません。狭い路地でボディの側面をガリガリッなんてやらないためにも、ハンドルをきったらクルマはどう動くのか、しっかりイメージできるようにしておくことが大切です。