バリアフリーお遍路の旅

2009年6月6日〜6月10日
高知・徳島体感の旅

第1日目・・・6月6日 (土) レポーター 橋本かずき

本日からお遍路研修という事でネッツ南国へ集合し、徳島空港へ向かいました。
空港で昼食をとり、その後、空港を出て霊山寺へと向かい、今回の参加者の5人と合流して本日一緒に回るメンバーが揃いました。
各自、自己紹介を行い私たち研修メンバーがサポートしてお遍路の旅が始まりました。

私は黒田さんと一緒に回ることとなり、少し緊張してしまいました。初めは、自分がしっかりサポートしないといけないというようなプレッシャーがありましたが、一緒に回っていくうちに自然と話をしながら回ることができるようになりました。
黒田さんは今までにお遍路を2回も経験しているとの事で、お遍路の作法なども教えて頂きました。私はこのお遍路研修に参加するまで、心のどこかで視力の不自由な方に対して先入観をもっていたように思います。しかし、目が見えなくても何らハンデを感じさせない様に歩く黒田さんと一緒に回りそんな考えはすぐになくなりました。

今までのお遍路研修はバス移動が多く、今回から歩きでの移動がメインになったとのことですが、これは良かったと私は感じています。歩くことで相手と長く話しが出来、より深く相手に関わる事が出来たからです。

今回の研修を通して積極的に相手と話をして、コミュニケーションを磨く様にします。そして意識しなくても相手を気遣った行動ができるようになりたいです。本日は、霊山寺・極楽寺を回り極楽寺へ泊まる事になりました。
お遍路を回る中で般若心経を読むなど今までにない体験が出来ています。知識の幅が広がったように思えます。 明日からもより多くのお寺を楽しんで回れるようにします。


第2日目・・・6月7日 (日)

お遍路研修2日目です。今朝は5時50分ごろから本堂へ行き朝のお勤めをしました。本堂に行くまで階段と平坦な廊下が交互になっていたので足元に充分注意しながら一緒に「1.2.3.4・・・」と階段の数を数えゆっくり上がっていきました。
昨日森さんに「階段を上がる時にも半歩前を歩いてくれたら私が前の人(腕を持っている人)の動きを読みとることができるから歩きやすいのよ」とおっしゃられていたので、今日は黒田さんと一緒に階段を上がる時に実践しました。

実際に一緒に歩くときは実践しましたが、階段となると自分が先に行くと視力の不自由な森さんがつまずいて危ないのではないだろうかと思っていました。しかし、このような場合も自分が半歩前を行った方が歩きやすいのだと知ることが出来ました。誘導する時には相手の方の雰囲気を感じ取ることが大切だと分かりました。

今日は約17kmの道のりを歩きました。宿坊に着いた時には「もう足が疲れた」と皆様とお話しました。今日は林さんと岩田さんと同じお部屋で3人で布団を敷きました。配置なども入り口に行きやすいように、また夜中に起きてお手洗に一人で行けるようにと色々と考えながら一緒に決めました。旅行に来たように楽しく一日を過ごすことができました。明日は6時半からお勤めです。


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